精密な手刺繍・手編み製品において「10日間の実物サンプル完成」は一見困難に思われます。しかしTelvaBagでは、厳格な4段階のモジュール工程により標準納期として定着しています。
第1日:仕様書解析とステッチ設計図作成

クライアントのスケッチやCAD仕様書を24時間以内に工房内刺繍図面へ変換。刺繍糸の番手、ステッチ密度、真鍮パーツ規格を即日確定します。
第2〜7日:専任マスター職人による手刺繍・手編み
専任の熟練職人が担当。高密度スザニ針法は1平方インチあたり30〜40分を要し、10x14インチの標準トートパネルを40〜55時間の集中手作業で仕上げます。
第8〜9日:バッグ仕立て・裏地組付け・耐荷重補強
刺繍パネルをバスケット本体や極厚キャンバスと縫合。高張力ナイロン糸とサドルステッチ補強をクリーンルーム内で精密に組み立てます。
第10日:ダブルヘッド金属検針とDHL密封即日出荷
100%ダブルヘッド金属検針機を通過させ、寸法と堅牢度を最終検品。職人のサイン入りカードと共にDHL Expressでドアツードア発送されます。
サンプルを始めるために必要な情報
実務的に使える資料は 2 通りです。CAD の仕様書(テックパック)か、スケッチ+参考バッグ+ムードボードです。いずれの場合も、寸法・素材・針目または編みの指示・金具の 4 点が確定するまでサンプルは開始できません。
- 寸法:幅・高さ・マチ・持ち手の垂れ、図案を載せる面の範囲。
- 素材:生地の目付と色、裏地、芯地、糸の種類、端の処理。
- 仕様指示:縫い形式、針目密度、カンヌキ(打ち止め)位置、補強箇所。
- 金具と付属:材質、表面処理、サイズ、既存金型を使用できるか。
- ブランドと梱包:織りネーム、ハングタグ、ダストバッグ、ポリ袋、外箱表示。
最初の 24 時間で何が起きるか
1 営業日以内にお渡しするのは正式見積もりではなく「実現性の判断」です。図面どおりに作れる範囲、変更が必要な点、調達が必要な素材、そしてコストを最も動かす決定項目を示します。
- 実現性:構造・重量・金具を図面に照らして確認。
- 素材確認:生地・糸・革・真鍮の在庫または調達状況。
- コスト要因:単価を動かす選択肢の影響順リスト。
- 日程:資料が確定して初めてサンプル枠を確保する。
10 日サンプルが実際に遅れる要因
- 糸や金具の調達:特殊な真鍮の表面処理や指定色の糸は、縫製前に数日を要することがある。
- 図案の曖昧さ:ベクターではなく写真で届くと、描き起こしの時間が加算される。
- 確認の停滞:お客様側の判断待ちの間は日程が止まる。
- カレンダー要因:祝日や宅配便の締切が発送日を動かす。
- 草木染めの色合わせ:新しいアカネや藍の色番は養生時間が必要で、短縮できない。
10 営業日は「資料確定+サンプル枠の確保」から起算し、図案と素材が確定している前提です。問題を隠した試作を送るより、遅れを早めに共有する方を選びます。
封緘サンプルで受け取るもの
- 封緘・ラベル表示した実物サンプル 1 点。
- 実際に製作した仕様と一致する 1 ページの仕様書。
- 正面・背面・底面・金具・内装の写真。
- 量産比較用にアトリエで保管する基準見本。
- 当初のご要望との差異の明細。
サンプル費用と相殺の仕組み
サンプル費用は送料だけでなく素材と職人の工数を含みます。サインオフ後 6 か月以内に 200 個以上の量産をご発注いただいた場合、全額を相殺します。つまり費用は回収不能なコストではなく、手付金に近い性質です。
正直に伝える制約
10 営業日はサンプルの約束であり、量産の約束ではありません。量産はサンプル承認後 25〜35 日で、混媒の複雑な型は上限側になります。また、日程のために手刺繍工程を圧縮することはしません。刺繍に時間が必要なら、基準ではなく日程を動かします。
サンプルについてよくある質問
仕様書がなくても対応できますか?
可能です。スケッチ・参考バッグ・ムードボードがあれば、寸法と素材が確認できる範囲で開始できます。何も確定していない場合は技術図の作成から始まり、その分の日数が加算されます。
10 日サンプルは保証ですか?
資料・図案・素材が確定し、サンプル枠を確保した時点から起算する目標です。期間中の調達やお客様の判断待ちは日程を後ろにずらします。
サンプルは海外へ発送できますか?
はい。封緘サンプルは DHL Express でお客様のスタジオへ発送し、発送時に追跡番号を共有します。
サンプルを見た後にデザイン変更はできますか?
可能で、よくある流れです。多くは針目密度、金具の表面処理、裏地の色、持ち手の長さといった小さな修正です。
- 無料の仕様書・サンプル書式 テックパック、プロフォーマインボイス、封緘確認書、検品チェックリスト。
- 50 個からの小ロット実践ガイド 在庫を抱えずに市場を試す方法。
- 混媒の縫い目設計 編みと刺繍を組み合わせる前に解決すべき課題。
- サンプル枠を予約 資料をお送りいただければ 1 営業日以内に実現性を判断します。
7日サンプルは、4つがすでに揃っているときだけ可能です。図稿がベクターで承認済み、生地がすでにアトリエにある、型紙ブロックが存在する、そしてバイヤーが1日以内に質問へ答えられる。どれか1つが欠けると、日程は2〜3週間に延びます。だから供給元が7日と言ったら、4つのうち何を前提にしているかを尋ねる価値があります。数字に異議を唱えるためではなく、その答えが、時計が動き出す前に何を用意すべきかを正確に示すからです。
準備リストは短く、すべてバイヤー側にあります。色参照が明記されたベクター図稿、すでに選定され、できればアトリエに届いている生地、そして1日以内にサンプルを承認できる権限を持つ担当者1名。それ以外は進行中に解決できます。この3つは工場が作れず、それぞれが日程の約1週間に相当します。






